ほんと無理
って他人の関係性に思うこと、なかなか無いし、どの立場で言ってんの? とも思うんだけど、精神衛生上どこかで、吐き出さないと、ほんと無理。
元々オール担になりやすいというか、数珠つなぎで興味を広げて「自分が好きな人の好きな人やモノを知りたい・好きになりたい」と思う人間なのでV6についてもそんな感じで程度の差こそあれ総じてみんな好き、それぞれに良いところあるし、愛おしいところあるよねって思う。
本来はそういうタイプなはずなんだけど、どうしても! どーーーしても受け入れ難いのがKOIDANコンビ。なんか坂本担はみんな恋弾好きだよねみたいな雰囲気ビッシビシ感じるんだけどそれも含めてマジで無理。
坂本さんご本人がどう思ってるかっていうより坂本さんにダル絡みするのよしてくれって思うアウトなやつなの。ご本人どーぞ弄って〜って言ってるし思ってんのかもしれないけど私が嫌なの。
特に最近は、健ちゃんさんが「おれが坂本くんに甘えてイジって構ってあげるとみんなが喜ぶんでしょ? 知ってんだから。ファンの需要分かってますよボクはね」っていう、無用のプロドル発揮してる感じを受けてしまうからとてつもなく嫌。もう毎エピソードごとに嫌になる、自分も嫌になる。
さらに恋弾スキ-さんたちが毎回有頂天になるのもなんでしょうね…なんでしょうね? 自担がイジられてイジられっぱなしになっているとイジってくれてありがとう健くん! とか元気よく笑顔で言えないんですよ私は。(ちなみに井ノ原くんは必ず心から上げて上げてフリつくってから思い切り落とす)愛情とか信頼があるからとか分かってますよ。でもそれとこれとは別で、感情はふつふつと揺らいでしまう。
個人的に興味のなさで一二を争う健くんのことを言いすぎだと思うけど、ちょいちょい出してくる「ファン心分かってます」感がどうもはなにつく。それが健くんのプロドルらしさで、素晴らしさでもあるし、素直に「わぁそこまで気を回してくる健ちゃんさんって本当に凄いな」と思うことも沢山ある。沢山あるからこそがっかりするのかもしれない。
それが彼なりのかわいい甘え方なんだろうかしら、とか思考をこねくり回す日々は続く。
坂本さんがRENTやりたいって言うから
にわかRENT大好き芸人が大真面目に悪乗りしてみた。題して、
「コント、もしもまーくんが○○だったら!」
◆◇◆◇◆
【マーク】
主人公1。あえての配役。全体の観察者のような立場でありながら、自分自身の煮え切らない感情を持て余している。結構激情家さん。それはそうと、ただただ冒頭から最後までこの物語を歌いきってほしいだけ。ほぼほぼ歌ってる。
「Tango:Maureen」で女役をよたよた踊ってほしい。「La Vie Boheme」で「戦争の反語は平和じゃなく創造だ!」との至言を叩きつけてほしい。
イッツクリエイショ〜〜ン♪
【ロジャー】
主人公2。一番ありそう。そして本人もやりたいのであろう役。一番わかりやすく変化のある役で、実質ヒーロー。ただしのび太属性。
ミミやマークなどデュエットが多く聴きどころ。元ロックバンドのフロントマンな歌い方を表現することが個人的にはポイントかと。
ミミにブチ切れる説教タイムがすっごい好き。色気に靡きそうで踏みとどまる頑固親父をマサさんに熱演されたら…。
【コリンズ】
仲間思いかつ優しくてまっすぐな愛を受け持つ役柄。主演級のマサさんには可能性は低いだろうが、人物像としては激推しである。
エンジェルとの曲「I'll Cover You」は実は一番のキュンキュン曲だし、涙無くして聴けない。OMSの「Seasons Of Love」でマサさんが歌ったソロはコリンズのパートなので所謂ええやん、ええやん(゚ー゚)状態。「Santa Fe」等、なかなかにオイシイフレーズを持っていていいと思うんだけどなぁ。。
【ベニー】
ねちっこく嫌みっぽい悪役。作品中唯一の悪役! 出演時間も短いので、まぁ可能性はほぼ0。
ていうか、「You'll See」を聴きたいんだそれだけなんだ。伸びやかな楽曲だから実はマサさんの歌い方にぴったりだと思われ。ただ美声で現実突きつけてくるから殺されるかもしれない。あとはキレ気味の「ウェイター×3」言ってほしいな!
◆◇◆◇◆
性別変わるぞ、気をつけろ!
【エンジェル】
途中退場。まさにエンジェル。いろいろあって、十中八九ファンの方々に殴られる。でもその後に長老みたいな人に「よう決断しおった…」とか肩を叩かれたい。
ドラァグクイーンなマサさん一度見てみたいんだ。もうこの際「Halloween」で突き抜けろR-18。カーテンコールで全てを還元するから諸々赦してくれ。
【ジョアン】
お堅くて束縛がち。ドSなマサさんを見るならこの役しかいない。そうは言っても奔放すぎるお相手モーリーンに振り回されっぱなしやきもき。
電話を2つ3つ捌きまくる様子を眺めていたい。冷静な性格の出た歌もSっぽくパワフルで太い音が好み。
【モーリーン】
嵐のような役。強烈な存在感だが愛情も溢れる憎みきれなさがある。
ケツ。
プリ○グルスの筒をポコポコ叩くマサさん見たい。マサさんに煽られて牛になりたい。
個人的にイディナ・メンゼル(アナ雪)とマーサ坂本(ターザン)のディズニー共演になるのも興奮する。興奮する。(゚ー゚)
【ミミ】
19歳。ヒロイン。
ロジャーかどわかす(?)女の子。いや、外に連れ出そうと奮闘してくれる可愛い子。
それっぽいこと書いたけどさ、何はともあれ本物のポールダンスみたいでしょ?
マサさんのポールダンス、見たいでしょう?
キャットスクラッチクラブのNo.1ダンサー・MASAにチップ渡したいでしょう?
みゃーお、ハッ!
◆◇◆◇◆
主要キャスト書いてみた。
なんかミミに熱篭ってる気がするけど気のせいじゃないよ。
いやコントだから。ネタだから。
でもマークロジャーコリンズはどの役でも是非! って思う。俄かだもんで日本語版は観たことないので、細かい詞と人物像は異なってくるかもしれないけど。
I'll Cover Youは埋もれてるけど超絶神曲だから是非聴いてね!
あー、マサさん!
いつまでも待ってますからね〜〜!!
オーチャードマサユキサカモトに行ってきた
2016年2月6日
19:00 開演
ソロ・ミュージカルコンサート
One Man Standing
◆◇◆◇◆
(読み飛ばし推奨の自分語り)
ジャニーズのひとを追っていて、オーチャードホールに足を踏み入れることになるとは思わなかった。
恥ずかしながら、ジャニーズ素人な私は、ジャニーズ事務所が舞台というものに力を注いでいることを知らなかった。(野球にも並々ならぬ想いがあることも知らなかったけど)アイドルがこんなにも多くの舞台に出演していることを知らなかった。タッキーや光一さんがなにやら凄いことをやってるらしいことはボンヤリと知っていたけれど、何がどう凄いのか分からなかったし、実のところ今もよく分かってない。
かえって舞台に詳しければ会場の規模や演目内容などで、その凄さを知ることができたかもしれないけれど、残念ながらそういう人生を歩んで来なかった。ほんと残念。
そんな私でもときおりCMで耳にしていたオーチャードホール。情報解禁とともにザワついてる人たちを見て、どんなところか調べた。なんか由緒ある凄いところらしいことがわかった。そしてそれと同時に、またしてもV6お得意の「ジャニーズ初」を樹立してしまったことを知った。普通にお祝いした。猛烈に行きたいと思った。でもFC入ってない。諦めた。一般先行の話がもたらされた。でも、ほら。ツイッターでも協力仰いでる人たち見かけるし。無理じゃん。
でも。
登録くらいは、したい。
親には恥ずかしくて頼めなかった。
自分のケータイと家電を、ぴあ/イープラ/ローチケそれぞれ申し込んでみた。
確認の日、忘れもしない。一発目で当選の報を聞いたあの瞬間と、その後にきた全身の震え。嗚呼、ぴあ様! かくしてビギナーズラックを証明するかたちでOMS2016に行くことが叶った。
しかし、オーチャードホール。場所も詳しく知らなかった。調べた。迷子の可能性を考慮して、下見に行った。無限大ホール近かった! すげー! 知らなかった! 日にちが近くなり、美容院に行った。髪を染めなおすために。(公演の有無に関係なく行かないとマズいくらいだったし、美容師さんにも「次はもっと早めにおいで」と注意される始末)
そんな感じで迎えた当日。珍しくネタバレを避け(楽曲知らないくせに)、初めて双眼鏡を買い(店員さんのオススメを即決)、てんやわんやして座席に着いたとさ。
めでたしめでたし。
◆◇◆◇◆
すでに脳内補完とすり替えが侵食してしまっているので真に受けないでね!
レポのつもりで書いてないからね!
真っ赤な緞帳がさっとあいて、煌めく楽器を構えるビッグバンドの影と、次々に現れるダンサーの跳ね回る影が、本当に始まってしまったのだと実感させる。昨年からずっと焦がれていた夢の会場の中に、本当に居合わせてしまったのだと。
有難かった演出は、ステージ上部の幕にその作品名、上演年、曲名を表示してくれていたこと。シンプルだけど、いま思えばパンフレットすら無い中、こういう提示の仕方はなんだか洒落てるなぁと思う。
トークもたっぷりあって、歌の中にお遊びもあり、こうめいさんが予告していたように「いつもの」彼を見ることもできて、楽しかった。なにより、ミュージカル人生を自分で振り返りふりかえり、しみじみと語る姿が「ミュージカルを愛する男」を表現していて、開演してすぐに胸がいっぱいになった。
One Man Standingを本人が一番喜んで、一秒一瞬幸せを噛みしめているんだと、多分誰しもが感じられたのではと思う。MCのたびにというくらい何度もOMSを演れることに感謝を述べていた。ファンにも、こういったコンサートを望んでくれてありがとうと。そうして口角を引き上げ、お手本のような逆三角形の口で、物語を歌っていた。
ロックなメドレーでも見とれていたけれど、中盤のクラシカルなダンスで一層際立つひらりひらりとした大好きな踊り方。滑らかな指先。手首や肘、膝といった関節の柔らかな動き。いつもイヤミなくらい持て余している長い腕や脚を優雅に使っていて、表現変かもしれないけど、「体」が解放されたように見えて気持ちよさそうだった。真横を向いたまま階段を下りるのだけでもうわーって思った。
アクセントのような指ぱっちんは小粋にもほどがある。
日本人を放棄したスタイルの良さ。出演者の誰よりもシルエットが美しい。V6はシルエットでも魅せられるところが素晴らしいと思うんだけど(何が何でも表情が見たい! とは不思議と思わない。見れたらそれはそれで嬉しいけど)、やっぱり素敵。私なんかはシルエットで満足してしまうくらい、成立していた。いのっちがカッコよく使えないんだと訴えていた靴ベラでの履き替えも男性的で好きなシーンだったな。
スーツも燕尾服(蝶ネクタイ!)も最高の衣装だった。
極め付け、階段の上でひとりタップを踏み、ダンサーさんが追いかけ、それが重なっていき、空気がどんどん圧力を増して緊張感がすごくて、目も体も固まってしまった。過去のコンサートDVDとか見て、簡単に「タップ見たいな~」とか思ってた自分を反省する。タップダンスの張りつめ方は尋常じゃないのだと、生でみて初めて知った。軽やかに華麗に様々なダンスを踊りこなしていく坂本さんが、いくつもの役を通して培ってきたすべてを魅せてくれているのだなと感じた。
音楽が始まればその都度彼は役者になり、音楽が終われば何てことないように坂本昌行になる。
あまりに耳心地の良い歌声に、不躾な行為かしらと思いながら双眼鏡で覗くと動きながら歌い続けているのにブレスはまったく気にならない程落ち着いていて。肩も上がらず…なんて書くとミュージカル俳優なめてんのか、坂本さんをなめてんのかと思われそうだけど、純粋に人間として凄い! と思った。本当は、きっとMC中のゼエゼエしているのが本当なんだろう。俳優、とか舞台にたつ人たちの仕事は、そういうことなんだと圧倒された。そして、今まで観てきた舞台に反省した。もっともっと真剣に観られたはずだと。努力を感じろっていう話じゃない。全精力を懸けて伝えようとしてくれるすべての俳優に、客として同じくらいの受け止める体制をとってもいいんじゃないかと思った。
終盤にすすむにつれ、MC中は喉の調子が不安になる場面もあったのに、歌い始めるとますます良くて驚いた。どうしよう、あの人、ハンディマイクは窮屈かもしんない。とドキドキした。というより私が今後満足できないかもしれない、そんなあらぬことまでよぎった。今すぐマイクを置いてくれ、とすら思った。響きすぎてもんやり聞こえたのもあるかもしれない。もったいない。
それくらい全身で歌う彼の歌声は別格だった。舞台人なんだな、という言葉じゃ全然足りない。つよくて、のびやかで、すこやかで、さわやか。空気に溶けて、3階席でも満ちてくるゆたかさを感じた。そのせいか、そういうシーンを思い出そうとすると絶対あの場から見えていた姿より数倍大きい姿が浮かんでくる。瞳孔すっごい開いていたのかも。何度か、会場めいいっぱいに彼の声が行き渡って、すべてがその歌声に包まれて、幸せだった。
役の想いやそれに対する坂本さん自身の想い、愛が、どの曲にもどのフレーズにも載っていた。上品で紳士さが滲み出ていた。V6での歌い方(発声のしかた)とか、意識する・しない別としてそれぞれ使い分けていると風の噂で聞いたことがあった。それも間違いないと思ったけれど、あのステージを観たら、ただ、単純に歌詞に懸ける想いが段違いなんだろう。そう思わざるを得ないくらい、歌に役に沈み込む坂本さんは凄かった。
だから、想いが強すぎてしまったのかな、なんて夢見がちなことを思う。
今回の公演中2度歌詞が飛んでしまった坂本さん。
そりゃあ完全なものが観たいと残念な気持ちもあった。
HOPE(Zorro)の時はマイクの調子が変になったのかと思った。
それでもHOPEは素晴らしかった。本当に素晴らしかった。彼はこれからも「歌い続ける」。それはファンからしてみればこの上ない輝きを放つ希望の歌。力強く、確かな未来を信じさせてくれる、特別な歌になった。
もうひとつの、One Song Groly(RENT) の並々ならぬ熱意と、だからこその悔しさは胸を抉るような傷をつけていった。悔しくてもどかしくて、辛くて苦しい時間。
本来は、もっとうまく対処するべきだったのかもしれない。
ステージの真ん中で、ビッグバンドの音楽だけが鳴り響くあの場所で、突然縛られたかのようにもがき苦しむ姿はもう。なんだろう。お互いに深手を負い、目の前で大量の血を流しているのに助けられない状況のようで。
”Groly” と振り切るように歌を再開した彼に涙が出そうになった。
~~~~~~※ちょっと自分語り↓
ツイッターで抑えきれずぽろぽろこぼしたのだけど、RENTは特別な作品。音楽は全部がカッコよくて全然古くないし、登場人物も全員イキイキしているし、それでいて全編通して痛々しくて大好きだ。それこそ、生きることは痛々しくそして素晴らしい。勝手に代名詞だと思っている、二幕があけた時のSeasons of loveの景色。つまりはOMSでもそうだった、スタンドマイクで全員横並びの構図のかっこよさ。
ネタばれでSolを歌うことは知っていたけれど、まさかOne Song Grolyを歌ってくれるとは思っていなかった。死の恐怖と焦りと、葛藤し続けるロジャーの曲。完全な予想外。青春群像劇のRENTを過去の自分と重ねて、と言っていた。雑誌で名前を挙げてくれただけでも嬉しかったのに、熱望ぶりには驚いた。
~~~~~~
血の約束と言ったら重すぎるだろうか。
いつか、近い将来に必ずRENTを見せてほしい。たとえロジャーじゃなくたっていいから、心底悔しそうに「素晴らしい歌詞なんだ」と言った、その空白を埋めてほしい。坂本さんを信じるから。
余談だけど終演後、年齢問題に触れるひとがいた。ロジャーをやるなら、相手役のミミは19歳設定があるからお早めに、ということで。何となしにオリジナルキャストのアダムパスカルを調べてみたらなんと70年生まれの45歳。09年のパンフで本人も年齢はさほど問題じゃないって言ってるし。い、いけるよ坂本さん! ていうか年齢設定あるのミミだけだからそもそも大丈夫だったよ坂本さん。
聴き慣れない日本語版のSeasons of love だったけど、ソロを歌い上げる坂本さん気持ちよさそうだった。(だからコリンズもいいと思っちゃったり)
超妄想だけど、前線に出て戦う大将と兵士みたいな感覚になった(それは流石に私だけだと思うが)。一度不覚にも敗走した後で、リベンジを誓うみたいな。そういうわけで、私はなぜだか士気があがっている。ぜひとも大声で”サンキュージョナサン!” と叫ばせていただきたい。
こういう劇鑑賞のマナーってわからないことだらけだから当然周りに合わせるんだけど、スタオベをするか少し迷ったことも一応書いておく。上記のとおり私がコーフンしっぱなしだったことに間違いは無い。けれど、さすがにあのミスの後でスタオベは坂本さんにむしろ失礼にあたるんじゃないかと思ったり。でも、でも、と迷ううちに結局立ち上がってめちゃくちゃ拍手してたんだけど。自分の行動に異論はない。
あとこれもぜひ書いておきたい。坂本さんがはけている間、ほかのキャストが主役となって歌ってくれていたのだけど、そこで最初に手拍子をしてくれた方に感謝を。すっかり聴き入っていたのもあるし、合いの手(手拍子)って初心者には難しいのだ。初めて行った歌舞伎でいきなり「よっ、成田屋!」とか叫べないのと同じ。でも数倍盛り上がることは必至なわけで、その先陣を切る素晴らしいお客様がいて良かったなと思った。
2時間弱かけて「ミュージカルを愛する男」の過去を振り返り、未来の道筋まで示してみせて、最後は「僕はここにいる」だってさ。愛してる、とか言ってさ。呆けた頭で「こちらこそ」って思ったよね。構成が良すぎてむしろ心配になった。まるで『One Man Standing』は主演キャスト名:坂本昌行というミュージカルのようだった。
けれど、これはミュージカル作品ではない。彼はこれからも誰かを巻き込みながら、新しい世界を魅せ続けてくれる。
とっても凡庸なことを書くけど、 見る側が夢のようだと思っていたステージは、演者には夢の出発点だった。
◆◇◆◇◆
ソロ・ミュージカルコンサート
One Man Standing
って何だったのか。
うだうだ覚書を連ねてきたけど、まとめ。
『双眼鏡を覗いたらそれはそれで勿体無いと思ってしまうくらい素晴らしいビッグバンドとキャストが彩る贅沢極めたエンタテイメント』
坂本さん、全3日間 4公演お疲れさまでした。
ネタにばかりされているけど、
Baila Meめちゃくちゃ格好良かったよ!
***追記
この公演に剛くんが来ていたそう。
さかごーさかごー鳴いてる私の頭の半分は「だから舞い上がっちゃったのね〜そりゃ嬉しいよね〜」と平和な妄想していたけど、もう半分の頭で「いやそれマジで失礼だわ」と叩き伏せてた。
千秋楽、大成功だったそうで。
流石の一言だよ。
次のミュージカルがますます楽しみ。
細い、けど折れない。という印象の森田剛
昔、学校へ行こうが流行っていた時期。(あ、V6とのなれそめも含めるので長くなります。よろしいでしょうか)
実はあまりテレビを見られなかった。それはお笑い好きとしても相当の痛手なんだけど…習い事を全部合わせると休みが週に1日しかなかったので。
不幸にも、翌日学校へ行くと当たり前のように「昨日の学校へ行こう見た?」と、学校へ来ているにも関わらず謎の疎外感を覚えるクラスの話題。机をバンバン叩き、負けるとデコピン(あまりの痛さからか良心からか、ペンではなかったように思う)の刑に処される謎の遊び。
会話の端々から情報を拾い集め、時々見られるメンバーの顔を見て…必ず訊かれる恐怖の質問『V6の中で誰が好きー?』に対応しなければならなかった。当時、Myケータイなんて無い。スマホではない折りたためないケータイが跋扈していた時代だ。インターネットも私にとってはなんだか遠いトクベツなおもちゃ、という感覚。
その結果、クラス女子人気の多数は「ゴウくん」「ケンくん」が圧倒的だったように思う。私が名前と顔をギリギリ一致できたのもその二人だけ。というわけで、V6は6人いることは知っていてもゴウorケンの選択肢のみが残された。あとは雰囲気だ雰囲気。そこはそれ、世間知らずで中学・高校のお兄さんお姉さんにも夢を見てしまう年齢だったのもあり、「(見た目ヤンキーでワイワイしてそうな)ゴウくんが好き!」と思いっきり適当に解を出した。でもそれでみんなが「わかるー!」と仲間に入れてくれることが重要だった。許してください、話題のためでしたから。。
余談だが、この適当具合は中学でも発揮され、まったくドラマを見ない(現在も)私が部活の同期に「キッズウォーでさぁ、○○と××だったらどっちと付き合いたい?」とかいう質問をされた時には、名前(あだ名)から感じ取るその人物の容姿や性格、主人公との関係性を瞬時に想像して答えていた。「え~…? しいて言えば○○かな~」「マジ? 性格キツくない?」「いや、あのちょっと強引っぽいとこがいいかな…って」「あー確かにぃ」てな具合。
そんな残念すぎる出会いから何年か越しに、ひょんなことから懐かしさとともにそういえば名前と顔くらいしか知らなんだゴウくんってどんなアイドルなん? と動画やファンの方のブログを拝見。噂でダンスうまいらしいとは聞いていたけど! 声! なにそれ反則だし販促だし!!! という感じで模範的すぎる落ち方をしました。モリゴー強い。
そうしてようやっとこのタイトルの話ができるのですが。そうしてどんどん変態文章になりますが、よろしいですか。。
「細い、けど折れない。」
容姿がまずほっそいほっそい。後々食生活がいろいろおかしいらしいと知って納得してしまいますがごおさん! 細すぎるよゴボウもいいとこだよ。あと普段のトレーニングとかしてるのか一番謎。。他の5人はやってるの知ってるけど、ジムとか…イメージ湧かない…。鍛えてはいるんだろうけど。
そして声。繊細~。せんさい~。愛でたい。柔らかい素材のタオルで包んで愛でたい。あんなに鼻にかかってそうなのに喉大丈夫なん? ってなる。個人的にユニゾンでだいたい行方不明になるのでその旋律にマーカーつけといてほしい。
そ の わ り に !(日本語おかしいかも)
モリゴーパイセン、さすがっす。強い。
「V6かっこいい!!」と思い知らされた『OK』のバキバキダンス(語彙力)。健さんの「今夜も」の後、バンバンするとこ(伝われ~)。ロボットでもなく人間でもなく、あの絶妙な動きはなんですか? ロボットのような反動や荒ぶりもなく、人間のような柔らかな中間動作もなく、ぴた、ぴた、と姿勢をきめていくそれはまさに剛様。あの少ない質量のどこにどんな筋肉つけたらあんな動きができるのか、人間の神秘を感じるレベル。(V6は全員なにかしらの神秘や奇跡を体現してるとはなんとなく信じている)
声について、自負しているように舞台でも声が枯れないらしい。残念ながら私は観に行ったことがないので、らしいに留めるが、今までの演出家からも太鼓判を押されている事実もまた。そして上でユニゾンに溶けると書いたけれど、逆に矢が天空を突くように気持ちよく飛んでいく声でもある。キャラメルとか甘いとか、それ以上にもっといい言葉はないものかとよく考える。健ちゃんとはまた違う永遠の少年性を感じる…スキ(´ω`)
細い、けど折れない。
例えば、高校の文化祭でサッカー部のイケメン先輩が女装をした時の「部活で日焼けしてるしヒゲもときどき生えてるし筋肉めっちゃ見えてるけど全体的に女子が凹むほど細くてスタイルいいよ…」っていうアレ。草食系の女装させたら完全に女子!!カワイイ♡ にならないアレ。
***
何日かに分けて書いていたら着地点が分からなくなってきました。ただ、折れない強さを持ったこの人になら、全幅の信頼を寄せて付いていきたいと思う。いちファンとして。20周年のコメントで、「信じて付いてきてくれてありがとう」と「次の景色を見にいこう」(どちらもニュアンス)の言葉を使う彼。
底冷えする自室で読んだ瞬間に、やけに心臓がドキドキと動いたのでした。
ピース又吉に鍛えられる心
ピース又吉のファンである。
というか、ピースのファンなんだけどどっちかと言うと又吉。ここをよく勘違いされる方がいるのだが、相方の綾部さんだって興味深い。好きである。
今年、芥川賞を受賞してから本関連の露出ばかり増えて、個人的に追いきれず拗ねたりライブになかなか行けなくなって(チケットが取れなくなった!)拗ねたりしているものの、やはり彼のことは好きだ。
彼はどこかしら頼りなげに見えて、肝が据わったところがある。
特に好きなものに関しての、開き直り方は胸をすぅっとさせてくれた。
ミーハーで何が悪い?
彼はそう挑んでくる。そんな言い方は決してしないけれど、彼の真っ黒で純粋な目と膨大な書物を詰め込んだ本棚たちが迫ってくる。好きなものは好きなのだ。太宰だって、芥川だって、くるりだって真心だって、盆栽も洋服も和服も古着も…。それがどれだけ「ベタ」だと言われても。自分の感覚、価値基準に正直であり続ける。
こんなこと言っている人はゴマンといることは分かっている。けれど、その「好き」が高じすぎているのだ。彼は。笑っちゃうくらい、本人意図しないところにまで影響を及ぼし、すべてが彼の糧になっているのがありありと分かるのだ。その説得力たるや。
まったく気にならない! なんて言うのは無理だけど、ミーハーだな、流行りに乗ってる感じ、これを手に取る自分、を、見られてる感じ、恥ずかしいな。そんなこと思ってばかりの自分に、できるかぎりこの一石を投じる。
好きなものは好きなのだ。
欲しいものは欲しくて、警察沙汰にならないのだから、手に入れたって文句言われる筋合いはない。顔も見えない誰かに、「うるせぇ、ほっとけ」と罵声を浴びせる。
そうやって必死に必死に言い聞かせて、私は又吉の帯が付いた本を手に取り、V6の載る雑誌を手に取り、ちょっと前かがみ気味にレジに向かうのです。